PM2.5+黄砂で発がんリスクが100倍以上!PM2.5と黄砂を対策する2つの方法

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PM2.5と黄砂が大気中で混ざることにより、肺がんなどを引き起こすリスクが100倍以上という、発がん性の極めて高い物質が生成されることがわかりました。PM2.5と黄砂対策として2つの対策を挙げ、さらにPM2.5対応マスクの見極め方なども詳しく解説しています。

今の時期、まるで春霞のように周囲を覆い尽くす黄砂。ただ単に周囲の見通しが悪くなるだけなら良いのですが、車や洗濯物を汚したり、日照の悪化が作物の生育に悪影響を及ぼしたり、砂塵を吸い込むことによる人間や家畜などへの健康被害なども懸念されています。

とは言え、そんな黄砂による被害も、PM2.5が及ぼしうる健康被害の前では霞んでしまっている感があり、「PM2.5に比べれば黄砂くらい…」と、軽く考えてらっしゃる方も少なくないのではありませんか?

実際、マスコミによる報道を見ると、黄砂はむしろ春の風物詩的な意味合いが強いような気すらします。逆に、盛んに注意が呼びかけられているのはPM2.5の方で、最近ではより粒子が細かく、肺の最深部まで到達し、そこから血液中にも侵入して汚染物質が全身を巡るといわれる”PM0.5”の存在まで明らかになりましたね。

PM2.5と黄砂が混ざることで発がん性の極めて高い物質が・・・

発がん性の極めて高いNPAH

ところが今回、金沢大学などの研究グループにより、PM2.5と黄砂が大気中で混ざることにより、より発がん性の高い物質に変化することが分かりました。

これまではPM2.5と黄砂は別のものとして捉えられ、対策されてきましたが、これからはPM2.5と黄砂の複合的な悪影響があるという前提で対策を立てる必要性がありそうです。

黄砂とPM2.5の複合的な健康被害に関する具体的な研究成果は次の通り。

金沢大学医薬保健研究域薬学系の早川和一教授らの研究グループは、毎年春の黄砂が多く飛んでくる時期に、PM2.5の中でも発がん性が極めて高いとされる「NPAH」と呼ばれる物質の濃度が高くなることに着目しました。

そして、大気中に含まれる「窒素酸化物」とPM2.5に必ず含まれる「PAH」が入った容器に黄砂を入れて拡散させる実験を行ったところ、NPAHに変化することが分かったということです。

NPAHは、多くの研究者の実験で肺がんなどを引き起こすリスクがPAHよりも100倍以上高いことが示されています。

つまり、これまで考えられてきたPM2.5による健康被害は、それだけでも十分に脅威でしたが、PM2.5が大気中で黄砂と混ざることにより、肺がんなどを引き起こすリスクが100倍以上という、発がん性の極めて高い物質が生成されることがわかったのです。

特にこれからの季節はPM2.5の飛散も多く、黄砂の飛来も本格化する時期に入りますので、これまでにも増して徹底的な対策をとる必要があると言えますね。

サプリメントマニュアルがご提案する2つのPM2.5&黄砂対策

そこでサプリメントマニュアルでは、PM2.5と黄砂対策として次の2つの対策をご提案します。ほんのちょっとしたことなのですが、このことを知っているか否か、対策するかしないかで、後々大きく変わってくる可能性がありますので、是非ご参考にしていただければと思います。

【対策1】 PM2.5の飛散状況、黄砂の飛来状況を把握する

PM2.5と黄砂対策のために重要なことは、まずは何よりもPM2.5の飛散状況、黄砂の飛来状況をリアルタイムに把握することだと考えます。黄砂の飛来状況については、その程度が著しければ目視で確認することも可能ですが、特にPM2.5についてはどの程度飛散しているのかは目視では判断できません。

そこで役立つのが以下に挙げたネットサービスです。気象庁や日本気象協会をはじめ、様々な機関によりPM2.5と黄砂に関する詳細な情報が”数時間単位”で提供されておりますので、これらを有効に利用しない手はありません。

PM2.5の飛散状況を把握する

PM2.5分布予測 - 日本気象協会 tenki.jp
日本気象協会 「PM2.5分布予測」

日本気象協会による「PM2.5分布予測」は、閲覧したその時点でのPM2.5の分布状況だけでなく、それから以後3日間に渡ってのPM2.5の分布予想を、日本地図上に白→青→緑→黄→橙→赤と細かく色分けして可視化しています。3時間ごとの分布予想が見れるので、ちょっとしたお出かけにも参考になりますし、最大3日後の予想まで確認できるので遠出の際にも重宝しそうですね。

特に危険なオレンジ色や赤色に染まってる時などは、可能な限り外出を控えるとか、洗濯物を外で干すのを控えるとか、より具体的な対策をとることができますので、ご存じでない方は一度覗いてみられてはいかがでしょう。

上記のサイトは残念ながらスマホには対応していないようです(スマホで見られないわけではありませんが)。外出時や旅先でのチェックに利用できるスマホ対応版はこちら↓

日本気象協会のPM2.5予測情報
日本気象協会のPM2.5予測情報

黄砂の飛来状況を把握する

気象庁 「黄砂情報(予測図)」
気象庁 「黄砂情報(予測図)」

気象庁が情報を提供している「黄砂予測図」は、地表付近の黄砂の濃度と大気中の黄砂の総量について、3時、9時、15時、21時の6時間ごと、最大で3日先までの分布予測図を確認することができます。

ページ最上段にある情報選択欄(上図の赤で囲った部分)jで「地表付近の黄砂の濃度の予測」と「大気中の黄砂の総量の予測」を切り替えることができます。


以上、PM2.5の飛散状況と黄砂の飛来状況を把握するための主だったネットサービスをご紹介しましたが、これ以外にも様々ネットサービスがあります。また、現在ではスマホユーザーにはより便利なPM2.5や黄砂関連のスマホアプリも多数出回っているようです。

ところが、スマホアプリに関しては、機種との相性問題だとか課金を促す表示だとか、評判はあまり芳しくないものも多いようなので、サプリメントマニュアルではあえて紹介しないことにしました。中には黄砂とPM2.5の飛散状況を合わせてチェックできるアプリもあるようなので、スマホ派な方は試してみると良いかも知れません。

【対策2】 黄砂とPM2.5の侵入を物理的にブロックする

次に2つ目の対策として、黄砂とPM2.5を物理的にブロックする手段を考えてみます。それに当たり、まずは黄砂とPM2.5の粒子の大きさを具体的に確認してみましょう。

黄砂とPM2.5の粒子の大きさについて

PM2.5は直径が2.5μm(マイクロメートル)以下の超微粒子です。ここに1μmは1mm(ミリメートル)の千分の1の長さ、つまり 0.001mm ですので、PM2.5の直径は 0.0025mm ということになります。この数字だけ見てもピンとくる人も少ないと思ったので、髪の毛、花粉、黄砂、PM2.5の粒子の大きさを図にしてみました

黄砂とPM2.5の粒子の大きさ

まず一番大きなグレーの円が髪の毛の直径を表しています。髪の毛の直径は通常50~70μmと言われています。

逆に、一番小さな赤い丸がPM2.5の大きさを表しています。髪の毛の直径(グレーの円)に比べると本当に微小であることがわかりますね。

そして、PM2.5の約2倍の大きさの黄色い丸が黄砂です。大きさは様々なのですが、一般にPM2.5よりも少し大きく、5~50μmのものが多いようです。

最後に、PM2.5や黄砂よりも大きいけれど、髪の毛の直径よりは小さい緑の円がスギ花粉で、その大きさは30~40umと言われています。この程度の大きさのスギ花粉でさえ、体内に侵入して花粉症などのアレルギーをひきおこすわけですから、黄砂やPM2.5の小ささを考えると、その危険度の高さが容易に理解できるのではないでしょうか。

こんなに小さな物質の周りに発がん性の非常に高い汚染物質が付着し、体内の奥深くにまで侵入すると考えると非常に恐ろしいものがありますね。

一番の対策は外出しないこと。でも・・・

【対策1】 により、様々なネットサービスを利用し、PM2.5の飛散状況と黄砂の飛来状況を日々チェックして、これらが多く飛散している時には、まずは何より外出を控えるのが一番の対策だと言えます。

ところが、現実にはそうもいきません。たとえPM2.5や黄砂の濃度が高く、予測図が真っ赤になっていたとしても、やむを得ず外出をしなければならない場合も少なくないでしょう。そんな時に有効なのは、PM2.5や黄砂の超微粒子が鼻や口から侵入するのを物理的に防いでくれるマスクです。

現在ではPM2.5対応を謳った様々なマスクが市販されていますし、先ほどのPM2.5と黄砂の粒子の大きさを見ていただけるとわかる通り、PM2.5の侵入を防ぐことのできるマスクであれば、PM2.5よりも一回り大きい黄砂の侵入も防ぐことができます。

PM2.5対応マスクを見分けるのに必要なたった1つのポイント

ところがです!現在PM2.5対応と謳った製品の中には、実はPM2.5を防いでいるとは言えないようなマスクも含まれているのが実情のようです。たとえパッケージに「PM2.5対応」と派手に書いてあったとしても、そのコピーだけで信用してはなりません。

じゃあ、キチンとPM2.5に対応しているマスクとそうでないマスクをどうやって見分けるのか?実はそう難しいことではないんですよね。次のたった1つのポイントをチェックすればOKです。

PM2.5対策として有効なマスクは、日本の厚生労働省による”DS2”、または米国労働安全衛生研究所(NIOSH)による”N95”の厳しい規格に合格したものです。

DS2とN95

そして、この規格に準拠した商品のパッケージには必ず”DS2”あるいは”N95”の記載があるはずです。せっかく厳しい規格に準拠したのですから、それを明示しないわけありませんもん。

従って、パッケージにこのいずれかの記載のない商品は、たとえ「PM2.5を99%除去!」なんて魅力的な言葉が書いてあったとしても、購入は避けるべきだと言えます。

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Category : 健康・医学の最新情報