国内初!むずむず脚症候群にパッチタイプの貼り薬「ニュープロパッチ」が発売されました

大塚製薬より発売された国内初のむずむず脚症候群のパッチタイプの貼り薬「ニュープロパッチ」について解説しています。1日に1回貼るだけで24時間効果が持続し、さらに腎臓への副作用の心配もない「ニュープロパッチ」がむずむず脚症候群治療を変える!

むずむず脚症候群に国内初の貼り薬が登場!

大塚製薬より2013年2月26日、むずむず脚症候群の国内初のパッチタイプの貼り薬である「ニュープロパッチ(ロチゴチン)」が発売されました。以前にもご説明しましたが、むずむず脚症候群は、脳内の神経伝達物質の1つであるドパミン(ドーパミン)の機能障害や鉄欠乏状態が関与していると有力視されています。今回発売される「ニュープロパッチ」は、ドーパミン受容体刺激作用をもつパッチタイプの貼り薬で、1日に1回の貼付だけで、24時間その効果を発揮するのだそうです。

効果は24時間持続!日中の不快症状への有効性も

これまでにもむずむず脚症候群の治療薬としては、2010年に保険適用が承認され、むずむず脚症候群の中等症から重症の患者さんに有効な「ビ・シフロール錠」やGABA誘導体の「レグナイト(ガバペンチン エナカルビル)」がありましたが、これらのお薬が主に就寝時の症状を抑えることを前提に処方されていたのに対し(1日1回夕食後、または就寝2~3時間前に服用)、今回発売されるニュープロパッチ」は、同じく1日の1回の貼付なのですが、その効果は24時間持続し、日中の不快症状への有効性も確認されているのだとか。

腎機能低下の患者さんも副作用の心配がありません

さらに、前述の「ビ・シフロール錠」と「レグナイト」が腎排泄型であったために、腎臓の機能が低下した患者さんへの処方が難しかったのに対して、今回発売される「ニュープロパッチ」は肝臓で代謝するタイプであるため、腎機能が低下した患者さんでも、副作用の心配なく安心して使えるという大きなメリットもあります。

「ニュープロパッチ」の具体的な使用方法、価格、投与制限

「ニュープロパッチ」はその使用方法も簡単で、1日に1回、肩や上腕部、腹部や側腹部、でん部、大腿部のいずれかの正常な皮膚に貼るだけ!禁煙パッチ(ニコチンパッチ)と同様に、24時間ごとに次々と別の場所に貼り替えていく感じですね。ちなみに気になる「ニュープロパッチ」の1枚当たりの価格は次の通りです。

  • 2.25mg : 1枚あたり 270.30円
  • 4.5mg  : 1枚あたり 416.50円

通常、成人には1日1回 2.25mg から始めて、以後は経過を観察しながら1週間以上の間隔をあけて 2.25mg ずつ増量していく感じのようです。もちろん症状の程度や年齢などによって増減することはできますが、1日量として 6.75mg を超えることはできません。また、平成26年2月末までは1回14日分の投与日数制限があるようです。長期投与が可能になるのは平成26年3月1日からなのだとか。

「ニュープロパッチ」の登場でむずむず脚症候群治療が変わる!

サプリメントマニュアルにおける「むずむず脚症候群」対策でも述べましたが、軽度のむずむず脚症候群であれば、サプリメントや生活習慣の改善による対策が可能であると考えます。具体的には次の記事を参照してください。

しかし、これらの対策を実践しても症状が改善されない場合、また、症状が初期症状ではなく、中程度以上であると感じられる場合には、迷わずに専門医の診察を受けるべきです(むずむず脚症候群の治療薬「ビ・シフロール錠」の改善効果は約8割だと言われていますから)。

ところが、これまで腎機能が低いなどの理由で、「ビ・シフロール錠」や「レグナイト」を利用できなかった患者さんにとっては、今回の「ニュープロパッチ」の登場はまさに希望の光になるでしょうし、また、これまで前述の2つの治療薬を利用していた患者さんにとっても、治療薬の選択肢が増えたことは非常に嬉しいニュースだと言えますね。是非、この機会にかかりつけの医師にご相談してみてはいかがでしょう。

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Category : むずむず脚症候群