ビタミンDでインフルエンザ予防!がん、生活習慣病も防げるその驚くべき効能とは

カルシウムを吸収するためのサポート的な立場から一転、今、ビタミンDがインフルエンザ予防、生活習慣病予防、がん予防に注目を集めているのをご存じですか?世界中から続々と寄せられるビタミンDに秘められた驚くべき効能と効果的な摂取方法を徹底解説!

ビタミンDが骨に効く3つの理由

ビタミンDと言えば、カルシウムの吸収を促す栄養素として有名ですね。骨粗しょう症の予防はもちろん、骨粗しょう症を改善するためには、まず第一にカルシウムの積極的な摂取が必要不可欠であるわけですが、ただカルシウムだけをせっせと摂っていても満足な効果は得られません。

ビタミンDは腸管に直接働きかけてカルシウムの吸収を促進し、さらに折角摂取したカルシウムが無駄に尿として排出されないために、腎臓での再吸収を促すという働きをすると考えられています。そこで、健全な骨形成のためにはカルシウムだけでなく、このビタミンDも併せて摂取することが重要だと言えます。

また、日々新しい細胞に置き換わっている骨細胞にあって、古くなった細胞を壊す破骨細胞と新しい骨の元になる骨芽細胞がバランス良く働くことによって、骨の健全な新陳代謝が可能になるわけですが、このビタミンDは破骨細胞と骨芽細胞の両方に働きかけ、その両者をバランス良く活性化することによって、骨の新陳代謝を活発にしているとも考えられています。

さらに付け加えるならば、このビタミンDは筋肉やそれを司る神経の働きをも活性化するので、転倒予防のためにも重要な働きをするとも言われています。骨粗しょう症を発症し骨がスカスカになってしまっている場合には、ちょっとした転倒でも骨折などの大怪我に繋がるリスクが高くなってしまいます。特に高齢者の場合には、骨折箇所によってはそのまま寝たきりの状態に・・・なんてことにもなりかねません。

ビタミンDは他のビタミンに比べて地味な存在

従ってビタミンDは、カルシウムの吸収を促進し、骨の新陳代謝を活発にすることによって骨の健全な形成になくてはならない栄養素であるだけでなく、骨折の原因となる転倒をも予防してくれる、とても重要な栄養素だと言えます。

しかし、他のビタミン・・・例えば、いわゆる「ビタミンのACE(エース)」と呼ばれている、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEの優れた抗酸化作用や、人間の身体の様々な細胞の生成に不可欠な栄養素であるビタミンB群の重要な働きについては、このサイトでもこれまで度々とりあげてきました。それらに比べるとどうでしょう?このビタミンDは若干地味な存在だと言わざるを得ませんね。

新たに明らかにされたビタミンDの驚くべき効能

ところが最近になって、大腸がんや乳がんなどに関して、日頃からビタミンDを多く摂っている人ほどがん発症の危険度が低いという多くの報告が国内外から寄せられているのをご存じですか?また、ビタミンDを多く摂っている人ほど高血圧や心疾患、脳卒中、糖尿病などの様々な生活習慣病にかかりにくく、認知症やうつ(鬱)の予防にも有効であるという多くの報告が海外でなされるようになっているのだそうです。

さらに今回、東京慈恵会医科大学准教授・臨床研究開発室室長の浦島充佳氏によって、ビタミンDがインフルエンザなどの感染症の予防や、アトピー性皮膚炎の改善などに有効に作用することが実験によって立証されました。なんでもビタミンD入り錠剤を4カ月間投与した結果、投与しなかった人たちに比べてインフルエンザの発症率が、なんと半分程度にまで抑えられたという驚くべき結果が出たのだとか。

以上、これまでのカルシウム吸収のためのサポート的な立場から一転、ビタミンDには心血管や免疫の機能を高めることによって、インフルエンザをはじめとする感染症を予防する働きがあるばかりでなく、現代人を苦しめる様々な生活習慣病を予防し、さらにはがん細胞の異常な増殖を抑制して、がんを予防するという驚くべき効能が世界中で囁かれるようになったわけです。

ビタミンDを効果的に摂取するには?

じゃあ、そんな素晴らしい効能が期待できるビタミンDを効果的に摂取するにはどうすれば良いのでしょう?

ビタミンDは日光浴するだけで体内で合成される

そもそもビタミンDは、魚や肉、きのこ類や卵類などの食物に含まれているわけですが、何も食物から摂るばかりではなく、日光に当たること・・・つまり、紫外線に当たることにより体内で合成することのできる栄養素なんです。ところが現代人の多くは十分に日光を浴びる習慣をもつ人が少ないと言わざるを得ません。むしろ美肌に有害な紫外線を避けて生活している方も多いのではないでしょうか。

そんなこともあって、現在の日本人女性の実に3人に2人はビタミンD不足、さらに4人に1人はビタミンD欠乏の状態にあるというデータもあるのだそうです。

もちろん、シミやシワなどの紫外線の害をそれほど気にしない方であれば、日光浴を積極的に普段の生活習慣にとり入れるのが最も効果的、かつ効率的だと言えますね。紫外線の少ない冬場であれば、皮膚からのビタミンDの合成もままなりませんが、紫外線の多い夏場であれば1日にたったの10分~15分程度、春や秋でも30分程度を目安として日光を浴びればOKです。

紫外線が弱くなってしまう冬場や、紫外線の害がどうしても気になる方の場合は無理をなさらず、以下に挙げるビタミンDを豊富に含む食材やサプリメントなどを有効に活用して、意識してビタミンDを摂取していく必要があると言えますね。

ビタミンDを豊富に含む食材はコレだ!

ビタミンDを豊富に含む食材としては、イワシや鮭、サンマ、アンコウの肝などの魚類、きくらげや舞茸、干し椎茸などのきのこ類、すじこやいくら、数の子、卵黄などの卵類が挙げられます。

お肉好きな方にとっては残念ながら、肉類にはビタミンDはほとんど含まれていません。また、卵類、特に魚卵に関しては塩分やコレステロールを気にする必要のある方も少なくないと思われますので、お魚中心のメニューにきのこ類を意識して採り入れる献立で、積極的にビタミンD補給を心がけてみてはいかがでしょうか。

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Category : 健康・医学の最新情報