あなたの胸焼けは大丈夫ですか?胸焼けのメカニズムと注意すべき症状

たかが胸焼け、されど胸焼け。一時的な胸焼けの場合にはそう心配する必要はないのですが、長期に渡るしつこい胸焼け症状がある場合には注意が必要です。胸焼けのメカニズムを明らかにし、胸焼けに潜む様々な疾患の可能性について詳しく解説しています。

「 胃痛や胃の不快感を予防・解消するサプリメントはコレで決まり! 」では、胃痛や胃の不快感、胃の不調に効果があると考えられるサプリメントをご紹介しましたが、今回のテーマである「胸焼け」は、胃と言うよりもむしろその上につながる食道の内壁に起こる刺激や炎症により発生するので、厳密に言えば「胃」の不快感や不調とは言えません。しかし後述する胸やけのメカニズムを読んでいただけると分かると思うのですが、胸焼け症状と胃の状態とは決して切り離せない関係にあるので、このカテゴリの中で解説することにしました。

まずは胸焼けのメカニズムから詳しく見ていきますが、手っ取り早く結論のみ知りたい方は、次記事の「 胸焼けを予防・改善するサプリメントと胸焼けの原因別対処法 」 を参照していただけたらと思います。

胸焼けのメカニズム

まずは人が食事をしているところをイメージしてみてください。口から入った食物が食道を通って、やがて胃に到達します。この時、胃の中では強力な塩酸やペプシンと言う消化酵素を含んだ胃液が大量に分泌されると同時に、その胃液と食物を混ぜるために、胃そのものも活発にぜん動運動を始めます。

「  胃が消化されないのはなぜ?胃潰瘍発生のメカニズム 」でも説明したように、胃の内壁は胃自体が有する防御システムにより、強力な胃液から守られているわけですが、胃に繋がっている食道には通常そう言った防御システムは存在していません。と言うのも、食道と胃の連結部分には環状の筋肉である噴門括約筋があって、その筋肉を開け閉めすることにより、胃への食物の流入と、胃からの消化物の逆流をしっかりとコントロールしているからです。

ところが、この噴門括約筋に何らかの異常が生じ、噴門の開け閉めが上手くいかなくなった場合、胃の中にある消化中の内容物が食道に逆流してしまうと言った事態に陥ってしまいます。一旦、胃に入った食物は、当然にして胃液に含まれる強力な塩酸や消化酵素にまみれているため、防御システムを有しない食道の内壁を激しく刺激するわけですが、その刺激がまるでジリジリと胸が焼けるような感覚であることから、一般に胸やけと呼ばれています

胸焼けには恐ろしい疾患が隠れている場合も・・・

さらにこの噴門括約筋の異常が慢性化し、胃の中の消化物の食道への逆流が頻繁に繰り返されるようになると、やがて食道の内壁に炎症を起こしてしまいます。この病気が最近よく耳にする逆流生食道炎で、その炎症が悪化し、びらんや潰瘍(かいよう)ができてしまうと、胸やけとともに痛みや出血を伴う場合があります。

また、胸やけが生じる原因は、この逆流生食道炎以外にも、胃潰瘍(いかいよう)や十二指腸潰瘍(じゅうにしちょうかいよう)、急性胃炎慢性胃炎などがありますが、胃ガンの場合にも食後に胸焼けやげっぷ、さらには吐き気や食欲不振などの症状が続くことがあるので特に注意が必要です。胸やけ症状自体は一時的なものであれば特に心配する必要はありませんが、もしも長期間に渡って続くような場合、さらに上記のような胃ガンの兆候が見られたような場合には、サプリメントによる症状改善にこだわることなく、躊躇せずに専門医に受診されることをおすすめします

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Category : 胃痛・胃の不快感・胸焼け