胃が消化されないのはなぜ?胃潰瘍発生のメカニズム

胃が消化のために分泌する胃液には塩酸や強力な消化酵素が含まれていますが、その胃液によって胃が消化されないのはなぜでしょう?胃が有する2つの機能と、胃潰瘍が発生するメカニズムを具体的にわかりやすく解説しています。

胃痛や胃の不快感、胃の不調に効果があるサプリメントを考えるに先立って、まずは胃の消化システムと防御システムの関係、そして胃痛や胃の不快感をもたらす代表的な疾患である胃潰瘍(いかいよう)が発生するメカニズムを具体的に見ていくことにしましょう。

なお結論のみ知りたい方は、「 胃痛や胃の不快感を予防・解消するサプリメントはコレで決まり! 」、「 ストレスを原因とする胃痛、胃の不調にはこのサプリメントを! 」へお進み下さい。

胃の消化システムと防御システムの絶妙なバランスについて

様々な食物を次々に摂取しても、たちどころにそれらを吸収しやすいように消化してしまう胃。それは胃が分泌する胃液に含まれている塩酸やペプシンと言う強力な消化酵素のおかげなのです。

じゃあ、そんなに強い消化作用のある胃液によって、胃自体が消化されないのはなぜでしょうか?

それは、胃自体が、その粘膜からアルカリ性のムチンという粘液や重曹を分泌して胃壁を保護し、さらに粘膜細胞からは、過剰な消化酵素を抑制したり、塩酸のタンパク質分解作用そのものを弱める働きをする物質を分泌するなど、様々な防御システムを備えているからに他なりません。

胃潰瘍(いかいよう)発生のメカニズム

このように人は、強力な胃液による消化システムと、胃の粘膜の防御システムとの絶妙なバランスによって日々食物を消化し、栄養を吸収して生きているわけですが、時として暴飲暴食やストレスなどの原因により、この両者のバランスが崩れてしまうことがあります。

その結果、たとえば胃液が過剰に分泌されてしまったり、逆に胃の粘膜保護システムが低下することにより、胃液による胃壁の浸食を抑え切れなくなってしまった時、胃の粘膜が自らの胃液により消化されてしまう・・・と言った恐ろしい事態が生じるわけです。この病気が胃潰瘍(いかいよう)です。

胃潰瘍(いかいよう)の主な原因

胃潰瘍(いかいよう)の主な原因、つまり胃の消化システムと胃粘膜の防御システムとの絶妙なバランスを崩してしまう原因として考えられるのは次の通りです。

  • 暴飲暴食
  • 刺激物の摂りすぎ
  • ストレス
  • ピロリ菌

胃潰瘍とピロリ菌の関係

ピロリ菌は50歳以上の日本人の、実に80%以上もの人が感染していると言われています。今やピロリ菌と言えば胃潰瘍や胃がんに直結するものと捉えられがちですが、実は、ピロリ菌に感染しているからと言って、必ずしも胃潰瘍や胃がんを発症するわけではありません

それではなぜピロリ菌が胃潰瘍や胃がんの大きな要因として、最近これほどまでに注目を集めているのでしょうか?

それは、ピロリ菌に感染したほとんどの人に胃炎が認められるからなのです。

ピロリ菌は除菌しない限り胃の中に棲み続け、炎症をくり返しひきおこす原因となりますが、胃の炎症が慢性化してしまうと、胃の防御機能は著しく低下してしまいます。

すると胃は塩分や脂分、アルコール、カフェイン、さらには喫煙やストレスなどの悪影響を受け易い無防備な状態となり、その状態が続くことで、結果的に胃潰瘍や胃がんの発症リスクを高めてしまうわけです。

ピロリ菌の感染と胃潰瘍・胃がんの発症

なお、最近では、自宅にいながらにして手軽にピロリ菌感染の有無を確認できる「ピロリ菌検査キット」が、ネット通販などでも手頃なお値段で手に入るようになりました。

現在販売されている様々な「ピロリ菌検査キット」の中で、サプリメントマニュアルがおすすめしている検査キットの詳細と、おすすめする理由、利用する上での注意点など、下記ページで詳しく解説しています。

自宅で手軽にピロリ菌検査!ピロリ菌検査キットの詳細と注意点

次の記事では、サプリメントによる胃痛や胃の不快感への対策を具体的に見ていく前に、まずは注意すべき胃痛の症状についてまとめてみたいと思います。

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Category : 胃痛・胃の不快感・胸焼け