むずむず脚症候群とビタミンE、そして誤診の可能性も

むずむず脚症候群にビタミンEが効いた!という報告がありますが、果たして本当のところはどうなんでしょうか?むずむず脚症候群とビタミンEとの関係を明らかにするとともに、むずむず脚症候群の誤診の可能性についても詳しく解説します。

むずむず脚症候群に対処する栄養素として、これまで鉄分葉酸と見てきたわけですが、その一方でビタミンEを毎日100~400IUずつ摂取するとむずむず脚症候群の症状が改善するという報告もあります。

むずむず脚症候群にビタミンEが効くってホント?

しかし、これは前述の鉄分や葉酸の場合と異なり、いまだ臨床試験が行われていない状態ですので、むずむず脚症候群治療の専門医の多くはビタミンEの投与による治療をすすめてはいません。ビタミンEは血行を良くする栄養素なので、末梢血管に何らかの障害があって、それを原因としてむずむず脚症候群を発症しているような人には効果が期待できる可能性がありますが、これまで説明してきたように、むずむず脚症候群の原因には様々なものが考えられる以上、ビタミンEだけに頼らない方が良いでしょう。

また、抗凝血薬を服用中の人はビタミンEのサプリメントを摂取することは絶対に避けなければなりません。

誤診の可能性も視野に入れセカンドオピニオンを!

「むずむず脚症候群の様々症状」「むずむず脚症候群の傾向と現実」でも述べたように、むずむず脚症候群は患者が様々な症状を訴えること、さらにこの病気そのものの認知が未だ十分に進んでいないために、他の病気と誤診されるケースがまだまだ多いと言わざるを得ません。一般的には筋肉や皮膚の病気坐骨神経痛末梢神経障害、さらには不眠症鬱病(うつ病)などと診断されることが多く、中には重症の「こむらがえり」が、むずむず脚症候群と誤診されるケースもあるとか。筋肉の痙攣(けいれん)に効く「キニーネ」の投薬で、むずむず脚症候群の症状が改善する場合には、この重症の「こむらがえり」の可能性が高いと考えられます。

以上のように、まだまだこのむずむず脚症候群を他の病気と誤診されるケースがあとを絶たない現状にあっては、少しでも診断にひっかかりがある場合には、迷わずにセカンドオピニオンを受けられることをおすすめします

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Category : むずむず脚症候群