葉酸不足もむずむず脚症候群の原因に?ビタミンB12にも要注意!

葉酸不足がむずむず脚症候群の原因になるってホント?むずむず脚症候群の第三の原因とも考えられる葉酸不足について解説します。むずむず脚症候群の治療としての葉酸の集中摂取の際の注意点と、踏まえるべきリスク、そしてその対処法について。

葉酸不足が疑われる場合は赤血球中の葉酸濃度を測定しよう!

これまでむずむず脚症候群発症の主な原因としてドパミンの機能障害を原因とするもの、鉄代謝の異常を原因とするものの2大原因を見てきたわけですが、その一方で、葉酸の不足が原因でむずむず脚症候群の症状があらわれる人もいると考えられています。ドーパミンを原因とするもの、鉄不足を原因とするものに心当たりがないような場合には、この葉酸不足も疑ってみるべきですね。

ちなみに、鉄不足かどうかをチェックするためには、鉄の血中濃度ではなく、鉄とたんぱく質の複合体であるフェリチンの血中濃度を調べる必要があると以前の記事で述べましたが、この葉酸不足かどうかをチェックするためには、葉酸の血中濃度よりも、赤血球中の葉酸濃度を測定する方が精度が高いと言われています。

むずむず脚症候群治療としての葉酸の所要量

但し、むずむず脚症候群の治療に必要な葉酸の量はいまだ確立していません。通常の葉酸の1日当たりの所要量が400μg(マイクログラム)のところ、むずむず脚症候群の治療に当たっては、中には1日に20,000μgもの大量投与をすすめる医師もおられるようですが、通常は1日量を5000~7000μgにとどめる場合がほとんどのようです。

なお、この葉酸不足を原因とするむずむず脚症候群の場合であれば、葉酸の集中投与により2~3週間以内に改善効果が出ると言われていますが、特に高齢者の場合は、葉酸不足とともに他のビタミンB群の不足に陥ってる場合も多いので注意が必要です。

ビタミンB12欠乏症と葉酸摂取のリスク

最後に葉酸不足によるむずむず脚症候群を解消するために、サプリメント等により葉酸を大量摂取する際の注意点、踏まえるべきリスクをご紹介しておきましょう。

むずむず脚症候群の治療に当たって特に問題になるのが、ビタミンB12欠乏症である悪性貧血の人です。この悪性貧血の人が葉酸を大量に摂取すると、むずむず脚症候群の症状自体は改善される可能性はありますが、その根本にあるビタミンB12欠乏は解決されないため、ビタミンB12欠乏が進行してしまう恐れがあります。ですので、葉酸の集中摂取に踏み切る前には、必ず事前にかかりつけの医師に相談して、ビタミンB12の検査を受けるようにしてください。

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Category : むずむず脚症候群